うつ病って、どんな病気？

はじめに

日常生活を送っていると、生活の中で様々な出来事が起こります。

様々な出来事をきっかけにして、憂鬱な気分になる事もあるでしょう。

気持ちが落ち込んでしまう事もあるかと思います。

ですが、大抵の場合、原因が解決したり、時が経つ事によって自然と回復します。

そんな中、原因が解決しても、気持ちの落ち込みが回復しない場合があります。

また、憂鬱状態が長く続いて、普段通りの生活が出来なくなってしまう事もあります。

この様な状態の事を、一般的に「うつ病」と呼んでいるのです。

うつ病の症状について

うつ病の症状は大きく分けると２つの症状があります。

１つ目は【心の症状（精神症状）】と呼ばれるものです。

代表的な症状を、下記に記載しました。

・気分が落ち込む

・憂鬱な状態が長く続く

・やる気が出ない

・考えをまとめる事が出来ない

上記に記載した様な症状が【心の症状（精神症状）】と呼ばれています。

２つ目は【体の症状（身体症状）】と呼ばれるものです。

こちらに関しましても、下記に代表的な症状を記載しました。

・夜になっても、眠る事が出来ない

・何をしても、すぐに疲れてしまう

・体温の調節が出来なくなってしまう

・朝、決まった時間に起きる事が出来なくなってしまう

上記に記載した様な症状が、【体の症状（身体症状）】と呼ばれるものになります。

うつ病の発症原因について

うつ病を発症する原因は、主にストレスと言われています。

しかし、ストレス以外の発症原因も存在しています。

そのため、発症原因はまだはっきりとしている訳ではないのです。

ですが、基本的なうつ病の発症メカニズムは同じです。

人間の脳は、神経を使って細胞同士、情報を伝達・共有を行っています。

多大なストレスを長期間受けてしまうと、脳の神経・細胞に傷が付いてしまいます。

その傷が蓄積されると、脳の神経・細胞の働きが弱くなってしまうのです。

つまり、脳の神経・細胞が破損してしまった状態です。

破損した脳の神経・細胞間では、情報伝達・共有が出来なくなってしまうのです。

つまり、うつ病は【脳の機能異常】によって起こる病気です。

「考え方」や「心の強さ」などは、一切関係ありません。

うつ病は、しっかりとした医師の元で診察を受け、治療を開始すれば治る病気です。

一生治らないと思っている方もいらっしゃるかと思います。

ですが、心配する必要はありません。

さいごに

いかがだったでしょう？

うつ病がどんな病気なのか。

非常に簡単にではありますが、皆さんに知って頂けたと思います。

うつ病という病名自体は、既に一般にも知れ渡っています。

しかし、うつ病の症状・原因を把握している人は、とても少ないのが現状です。

うつ病と戦うには、まずうつ病を知る事が大切。

ぜひ参考にして頂ければ、幸いです。